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【業種別】インスタグラムリールの活用事例3選~日用品編

アルゴリズムが変わって、1投稿当たりのエンゲージメントが優先されるようになり、ますますリール動画のコンテンツの充実化が必須課題となりました。では、どのようなコンテンツにすればエンゲージメントが上がるのか、今回は日用品関連企業のリール動画活用事例を3つご紹介します。

▼日用品関連企業で参考になるInstagramリール動画活用事例

【事例①:スコッティ®公式】
フォロワー数3.6万人(2024年5月現在)

日本製紙クレシアが販売するブランド「スコッティ」の公式アカウントです。トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの製造販売を行う日本製紙グループの企業で、業務用や法人向けにも販売しています。スコッティ公式アカウントで参考にしたいのは、イラストや漫画を活用したリール投稿です。2023年以降はインフルエンサーによるタイアップ動画が増えたものの、それ以前は、エンタメ性のあるイラスト漫画を投稿していました。家事のあるあるを紹介するイラスト漫画は、家事をするママパパ世代も共感でき、ユーザーの視聴時間を長くしたり、継続的なフォローにつながったりといったメリットが生まれます。

【事例②:花王公式】
フォロワー数1.3万人(2024年5月現在)

大手消費財化学メーカーとして洗剤、化粧品、日用品などを幅広く展開する花王の公式アカウントです。自社商品を扱ったレシピやティップスの紹介よりも、「脱炭素」や「エコ」、「SDGs」、「フードロス」などを切り口にした商品や企業の取り組みを、わかりやすくユーザーの生活に沿った内容に落とし込んで紹介しています。また、「フラワーロス」や「サステナブルな旅行」といった商品に関わりがない事柄でも取り上げて、企業としての姿勢をユーザーに伝えることで、企業イメージ向上が見込めます。親近感の湧く動画を入口に、商品だけでなく、企業のブランディングを図ることで共感したユーザーのファン化につながるでしょう。

【事例③:アース製薬】
フォロワー数3.2万人(2024年5月現在)

100年以上の歴史をもつアース製薬株式会社は、虫剤など衛生薬品の製造・販売をする企業です。他社と比べてInstagramアカウント開設が後発だったため、「ゴキブリの目線」でのリール動画など、「攻めた投稿」をあえて意識したようです。またInstagram単体ではバズりにくいことから、X(旧Twitter)との連動を意識し、話題づくりとしての発話をXで、連載などの企画をInstagramで更新するといった相乗効果を狙っています。2023年4月に開催された選挙パロディ企画「アース製薬商品総選挙」では、X、Instagram、そしてリアル(本社前でも選挙ポスター掲示板を設置)と連動したことで、ネットでも現実でも話題となりました。

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