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インスタフォロー数上位アカウントから見るインスタとフェイスブックの使い方の違い 【大塚家具】篇

インスタフォロー数上位企業のアカウントを軸に、インスタとフェイスブックの使い方の違いや戦略を考察してみたいと思います。今回のお題は、 大手老舗家具店の「大塚家具」です。

フェイスブックの「大塚家具」のフォロワー数は約3万6千人、インスタグラムのフォロワー数は約7千700人です。近年「お家騒動」や売上低下などマイナスイメージなニュースばかりで家具業界をにぎわせてきた大塚家具ですが、フォロワーは何を期待しているのでしょうか。また、大塚家具はどのような戦略でインスタとフェイスブックを使っているのでしょうか。「大塚家具」のアカウントを見ていると、的確にユーザーの世代を意識したインスタグラムとフェイスブックの使いわけが見えてきます。

■フェイスブックは、これまで通りの「高級家具店」の重厚さを意識し、40代以上に訴求

フェイスブックでは、各店舗の内観の様子や、大塚家具がイチオシしたい家具をピックアップしその制作過程のこだわりを紹介しています。加えて、実演会のお知らせなど直接来店を訴求したいことが伺えます。フェイスブックは近年若者よりも40代以上のユーザーが増えてきていますので、購買力を意識しているのでしょう。コメント欄でユーザーから「いくらですか?」などのコメントが付けば丁寧にレスポンスを行なっているのも印象的です。

■インスタグラムは「オシャレな暮らし」をイメージし、プレゼントキャンペーンで若者に訴求

一方、20~30代のユーザーが中心のインスタグラムでは、店内の写真はなく、「オシャレな暮らし」をイメージさせるようなインテリアの写真が多く掲載されています。とくに印象的なのが「プレゼントキャンペーン」を行なっていること。若者にはなかなか手の届かない価格帯の大塚家具ですが、プレゼントキャンペーンがあれば「もしかするとこの素敵な家具が私の家にやってくるかもしれない」という期待感と憧れを植え付けることができます。

SNSを利用するユーザーの年齢層を意識し、その内容に気を配っている「大塚家具」のSNS。ぜひ一度チェックしてみてください。

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