コンテンツ配信者にマネタイズする手段をもたらすバッジ機能
Instagramのコミュニティにとって配信者は重要な存在です。そのユニークなコンテンツで視聴者を獲得し、アプリの魅力を高める役割を果たします。楽しむために投稿をしている人もいれば、生活費を得るためにコンテンツを制作する人もいます。マネタイズしたい配信者のために有効なのが新機能のInstagramバッジ機能です。Instagram運営サービスを展開するMr. Instaがバッジ機能について解説しています。
約1~5ドルのチップを送り、ライブ配信者を支援する
Instagramでは、アーティストからフィットネス・インストラクターまで、様々なライブ配信が増えています。そこで、バッジ機能は、Instagramライブや長尺動画IGTVで収益を獲得する手段となります。視聴者は、配信者へ送るハートの数に応じて、0.99ドル、1.99ドル、4.99ドルのチップを送ることができます。
バッジ機能はTik Tokなどの他のプラットフォームでも導入されている投げ銭機能と同様の仕組みです。エンゲージメントの高いライブ配信が増えていくよう、バッジ機能によって配信者にライブ配信を行うインセンティブを与えているのでしょう。
インフルエンサーは新たな収益源を確保し、柔軟な活動を行える
これまではいいね!やコメントだけが交流の手段でしたが、バッジの登場によって投稿者と視聴者の間に新たなエンゲージメントの方法が生まれたことになります。Instagramによると、バッジ機能の試験的な導入によって、一か月のうちに、視聴数が70%増加したと報告しました。投稿者が意欲を持ってライブ配信を行えるのと同様に、視聴者も投げ銭機能によって配信者を支援できるようになっています。
多くのフォロワーを抱えるインフルエンサーは、アプリ内で大きな影響力を持っており、提携する企業を宣伝する役目を担っています。バッジ機能の導入によって、インフルエンサーは新たな収入源を獲得できました。フォロワーから収入が得られれば、必ずしも企業からの広告費に頼らなくても良くなるため、活動の自由度も増していくことが予想されます。
まとめ
好きなことを仕事にできるのは素晴らしいことであり、バッジ機能は、自分の興味を追求するインフルエンサーの生活を支える術となります。はじめは一部のユーザーに限定されていた同機能も、世界的に展開されてきました。インフルエンサーに限らず、積極的にコンテンツを配信し多くのフォロワーを獲得している企業にとっても、バッジ機能は有効な収益源となるかもしれません。