コロナウイルスの発生で、企業はSNSでもさまざまな対応を求められています。今回は、コロナ禍における企業のベター対応をご紹介。コロナウイルスに関するSNS対応で悩んでいる人は、要チェックです。
1.大阪コロナホテル
https://twitter.com/CORONAHOTELJP/status/1221639474712461322
大阪にある「大阪コロナホテル」は、その名前から「縁起が悪い」「泊まるのが怖い」など風評被害に悩まされていました。そんな風評被害に頭を抱えたSNS担当者は、1月下旬に「コロナウイルスが憎い…」とツイート。
切実な思いのあふれるツイートは多くの人に拡散され、「いいホテルだと思う」「風評被害に負けるな!」「落ち着いたら泊まりに行きます」などの暖かい声が集まりまりました。風評被害にあったときには素直に「困っている」と声をあげる方が、多くの人に助けてもらえることが分かる一例です。
2.丸富製紙株式会社
https://twitter.com/maru_tomi0103/status/1234366185421987841
コロナ禍で多くの人を混乱させたのが、トイレットペーパーの買い占め。ドラッグストアやスーパーからトイレットペーパーが消えたようすは、記憶に新しいですよね。そんな混乱のなか、トイレットペーパーを製造している「丸富製紙株式会社」は、いち早く「トイレットペーパーの在庫は倉庫にたくさんあります」とツイート。ツイートには大量のトイレットペーパーが積まれた写真が添えられており、「在庫があるなら、すぐに店頭に並ぶだろう」と多くの人を安心させました。たくさんの人が些細なことで不安に思う状況だからこそ、不安解消のためのツイートをすることは非常に価値があります。
3.マネーフォワード
https://twitter.com/MoneyForwardME/status/1249973127070633984
家計簿アプリや会計ソフトアプリを提供している「マネーフォワード」は、給付金や助成金などの情報を探せる「新型コロナウイルス 支援情報まとめ」を作りTwitterでシェアしました。
支援情報を分かりやすくまとめてシェアすることは、急な休業要請によって困っている企業や、仕事がなくなってしまった個人の助けになります。お金にまつわる事業を行う企業だからこそできた、専門性を生かした迅速な対応には、多くの賞賛の声が集まっていました。
今回ご紹介した企業の対応を見ても分かるように、コロナ禍におけるSNS運用では、いかに人々の心に寄り添えるかが重要です。対応例を参考にして、ぜひSNSでも真摯な対応をしていきましょう。