2019年3月より登場した「Twitterカメラ」機能。この瞬間についてつぶやきたい!と感じたときにすぐに写真や動画を配信することができるインターフェイスが魅力です。一方で、「文字のみで成立するSNS」としての存在意義が揺らぐのではといった指摘もあります。
■目指したのは「すぐにリアルタイムで発信できる」こと
これまでTwitterで画像や動画を投稿したいときには、カメラロールに保存したもののなかから選択し、文字情報に添付するような形で投稿することしかできませんでした。しかし、「Twitterカメラ」機能が搭載されたことにより、瞬時に今目の前で起きていることを投稿しやすい環境が整ったと言えます。タイムラインの画面から左にスワイプするだけですぐにカメラが起動し、タップすることで撮影を完了することができる。タップではなく長押しすれば280秒までの動画撮影も可能です。この背景には、InstagramやYoutubeが主流となってきていることが関係しているといえます。
■「文字のみで成立するSNS」としての存在意義とは
便利だという声がある一方で、「文字のみで成立するSNS」としての存在意義が揺らぐのではといった指摘もあります。しかし、「Twitterカメラ」機能登場以前からTwitter上で自分が伝えたいことを表現する手段として画像や動画は数多く投稿されてきました。「Twitterカメラ」はそのユーザーの使われ方に対しよりよいインターフェイスの提案をしただけにすぎないのです。ブランディングや存在意義も大切ですが、ユーザーが実際のところどのように使用しているのかもこれからの時代意識していかなければならないのではないでしょうか。
仕事でTwitterを利用するという方や、プライベートでも情報収集として欠かせないツールだという方は多いでしょう。アップデートされた機能を使いこなすことも生活を充実させるヒントのひとつになるかもしれません。