夜遅いごはんでも」というサプリをご存じでしょうか?日本製のサプリですが、あまりなじみがないという方も多いかもしれません。しかし、この「夜遅いごはんでも」が、今中国で大人気の商品となっています。日本に旅行する予定の中国人が「絶対に日本に行ったら買いたい」と話、実際に日本に旅行した中国人の多くが「日本の旅行で買った」と話しています。お土産にも人気のようです。なぜ日本ではそこまで知名度のないサプリメントがここまで人気となったのでしょうか?その人気のきっかけは、weiboでサプリメントを使用した中国人の口コミがバズったことでした。
■中国人のライフスタイルの変化
中国では、ここ数年で若者のライフスタイルが大きく変化しました。深夜まで営業しているクラブが増えたこと、そして女性の社会進出が増えたことから、深夜まで遊んだり働いたりして、遅い時間に食事を摂る人が増えたのです。その結果気になるのは体型。ついつい食べてしまうけれど、体型は維持したい……そう悩んでいる中国人が多かったのです。食べたいけれど運動はしたくない……というのは万国共通ですよね。
■weiboで人気に火が付いた
そんな中、気になる製品については徹底的にweiboなどで口コミをチェックする中国人の心に刺さった商品がありました。きっかけは日本商品の代理購入者がおすすめしたこと。中国人の間では、「自国の製品は不安」という意識もあり、特に化粧品やサプリメントなどは、使用することで体調や肌の状態を悪化させるものもあり、日本製が好まれます。代理購入者の紹介で特に中国人が心を揺さぶられたのは「生きている酵素が食べ物の糖質を分解」という文言。ネットでの高評価もあいまって多くの消費者がweiboに投稿しました。
このように、中国人はweiboでの口コミに影響を受ける傾向にあります。日本よりもインフルエンサーや代理購入者の発言力が大きいということは意識しておくと良いのではないでしょうか。