企業のTikTokアカウントの目的の一つとして、「採用」である場合が増えてきています。今回は企業のTikTokアカウントからの採用のメリットとデメリットについてご紹介します。
■メリット
・拡散力が高い
昨今、拡散力の高さは他のSNSツールと比べても群を抜いていると言われています。キーワードを検索せずとも、自身の興味あるコンテンツが受動で流れてくるため、流行りの曲やハッシュタグを利用するだけで、ターゲットに広くリーチすることが可能です。
・情報量を増やせる
1分間の動画は一般的なWEBページの3600ページ分の情報量と言われています。また今や動画作成も、アプリ内で簡単に行うことが可能です。求人広告やWebサイトに掲載することよりも、臨場感のある動画により、より企業や社員のリアルを伝えることができます。また、ショートムービーのため視聴ハードルが下がり、より多くの方に視聴していただきやすくなっています。
■デメリット
・ユーザーの匿名性が高い
TikTokはユーザーの匿名性が高いため、正式エントリーに至るためのハードルがやや高めです。特に最初から個人情報を取得するとなった場合には、他媒体と比べた際に、コメントやフォロワー数に比例しないコンバージョンである可能性があります。情報収集のツールよりは娯楽として利用する人も多いため、その部分は認識しておく必要があります。
・炎上の恐れがある
拡散力の高いツールは炎上の可能性も高まり、アンチコメントが来ることが多いのも事実です。しかしアンチコメントに対して、敢えて返信をしていくことで「バズる」こともあります。この点では事前に対応策や社内の運用のルールを定めてから、会社方針に沿った投稿をしていきましょう。まずは大前提で会社のカルチャーとTikTokの属性が合うのかどうか、もし合うとすればどのようにリーチしていくべきなのかを検討してみることをおすすめします。