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新サービス「TikTokにシェア」で深まるSpotifyやApple Musicとの連携

TikTokのフィードやDMに楽曲リンクを添付できる

TikTokは音楽プラットフォームで見つけたお気に入りの楽曲やポッドキャスト、オーディオブックを同アプリ内で共有できる「TikTokにシェア」機能を発表しました。この機能により、TikTokのフィード、またはダイレクトメッセージに音楽プラットフォームへのリンクが添付される仕組みです。
2024年11月の発表時点ではSpotifyとApple Musicのみが対象となっています。この新機能は、日本を含めた多くの市場で利用可能となりました。Music Business Worldwide社が「TikTokにシェア」機能について解説しています。

TikTok上の楽曲を音楽配信アプリへシェアする「音楽を追加」とは逆の仕組み

これまで提供されていた「音楽を追加」機能によって、TikTok上で見つけたお気に入りの楽曲を音楽配信アプリに保存することができました。今回の「TikTokにシェア」はその逆で、音楽配信アプリからTikTokへと楽曲を共有する仕組みです。
音楽配信アプリには数億を超える楽曲が登録されているので、この双方向の連携によりユーザー体験が向上します。また、アーティストやポッドキャスト配信者にとっては、TikTokユーザーとつながる新たな機会を広げる取り組みと言えます。

楽曲ライセンス問題を解決するための連携戦略

TikTokアプリ内では、ライセンスの問題によりユニバーサルミュージック社の楽曲が利用できなくなっています。また、TikTok独自の 音楽ストリーミングプラットフォームも停止されました。こうした課題への対策として、主要な音楽配信プラットフォームとの連携が強化される動きが見られます。
一方、SpotifyはTikTokだけではなくInstagramやSnapchatとも連携を強化しており、ソーシャルメディアで見つけた楽曲をSpotifyでシェアする機能を提供しています。今後も音楽配信とSNSの連携が広がっていく可能性があります。

まとめ

TikTokは北米をはじめ、いくつかの国で規制が強まっています。その中で、音楽配信プラットフォームとの連携は、今後の成長を支える重要な戦略となっていくかもしれません。

参考資料

TikTok deepens integration with Spotify and Apple Music via new feature that lets streamers ‘Share to TikTok’


Author:Takayuki Sato

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