画面をめくると異なるコンテンツが表示される新たなフォーマット
TikTokは新たなコンテンツフォーマットとして、フリップ・ストーリーを公開しました。24時間限定で画像や動画を投稿できるストーリー機能において、閲覧者が画面をめくる操作をすると「裏面」にある別のコンテンツが表示されるものです。例えば、物事のビフォーアフターを表現したり、フォロワーに向けて特別な発表をしたりといった用途が想定されます。ストーリー性を表現する新鮮なフォーマットとして期待が集まっています。TikTok社がフリップ・ストイーリーについて解説しました。
二種類の画像をアップロードして、フリップ・ストーリーを投稿する
フリップ・ストーリーを作成する場合、投稿ページからストーリーを選択すると、フリップ・ストーリーを有効にするオプションが表示されます。そして、ユーザーは両面に表示する二つのコンテンツをアップロードする流れです。現在のところ、画像のアップロードのみが利用できます。
フリップ・ストーリーを閲覧する際は「フリップ」ボタンを長押しすると、隠れていた側のコンテンツが表示されます。投稿者は、裏面を表示させた閲覧数などの統計情報が確認できます。また、フリップ・ストーリーでも他の投稿と同様にTikTokの検閲プロセスが適用されます。
ビフォーアフターを示して限定コンテンツを公開した事例
米国の歌手ビリー・アイリッシュは、フリップ・ストーリーを用いてファンにライブ映像を公開しました。ライブ会場のビフォーアフターを示すことで、ファンに特別なコンテンツを提供することに成功しています。また、アルバム発売を記念したアプリ内限定キャンペーンを通して、ファンとの交流を深める施策が行われました。
まとめ
TikTokは、企業やクリエイターが重要な瞬間や影響力のあるコンテンツを投稿するのを支援してきました。フリップ・ストーリーは、新たな自己表現を可能にするフォーマットであり、ファンとのエンゲージメントを、さらに深めることが期待されます。
参考資料
https://newsroom.tiktok.com/en-us/tiktok-flip-story
Author:Takayuki Sato