低コストで新たな顧客層へリーチできるTikTokへ登録し、その使い方を学ぶ
TikTokユーザーの41%を占める16～24歳のZ世代は、これから観光業の中心的な顧客層となるべき存在です。「#TokTokTravel」は最も人気を集めるハッシュタグの1つであり、208億回もの再生数を数えました。旅行先や、そこでのアクティビティを宣伝するのに、TikTokは適したプラットフォームだと言えます。Regiondo社が観光業のためのTikTokマーケティングについて解説しました。
2018年にTikTokがリリースされて以来、ファッションや消費者向け商品が多数扱われてきましたが、観光業の企業の間では、それほど広まっていませんでした。低コストでマーケティング施策が打てるTikTokにおいて、まずはアカウントを登録し、どんな施策が効果を上げているのかを調査してみると良いでしょう。まだ十分にリーチされていない新規顧客が開拓できるかもしれません。
独自のハッシュタグやチャレンジ企画で、ユーザーからの投稿を促す
TikTokで、より多くのユーザーから閲覧されるためには、自社で新たなハッシュタグを作るという方法があります。例えば、ベルリンへの旅行をプロモーションする場合、「#TikTokBerlin」というハッシュタグを作成し、継続してコンテンツを投稿します。ベルリンを訪問したユーザーや、関連するサービスを提供する観光業者から投稿が集まる効果が期待されます。
ユーザーからの投稿を促すため、TikTokでチャレンジ企画を開催するのは良い考えです。シンガポールの文化遺産では、若い観光客を誘致するため、伝統的なダンスを踊る動画を募集しました。チャレンジ企画のために作成したハッシュタグは、世界的なトレンドとなっています。
他のユーザーによる投稿をシェアし、エンゲージメントを高める
他のSNSのようにフォロワーの数を競うのではなく、TikTokではエンゲージメントを重視することが推奨されます。大企業であってもTikTokでは、それほど多くのフォロワーを抱えていない場合もあります。そのため、TikTokでは閲覧数や高評価の数を増やすことを目標にしましょう。
TikTokでは自社のコンテンツを投稿するだけでなく、他のユーザーのコンテンツをシェアするのも効果的です。例えば、Booking.comは、オリジナルの投稿は行わず、観光客が休暇を過ごす様子を収めた動画をシェアすることに専念していました。ユーザーが常に面白い投稿を求めているのが、他のSNSとは異なる点です。
まとめ
TikTokは新たな顧客層へのリーチを拡大できる可能性を秘めています。観光への意欲が高まる今、観光業がTikTokへ参入するのに最適なタイミングと言えます。
参考資料
