検索機能の強化に伴い、SEO対策による成長の機会が起きる可能性がある
動きの速いソーシャルメディア業界では、進化を続けなければ、競合にその座を奪われてしまいます。人気を集めてきたTikTokも例外ではなく、新しい機能を継続して開発していくものと考えられます。英メディアBusiness of Appsが、マーケティング目的でTikTokを使用する企業に向けて2023年に起きるであろうトレンドについて解説しました。
TikTokは年々検索エンジンとして使われる機会が増えています。ある調査では、Z世代の4割はGoogleよりもTikTokやInstagramを検索に使用しているという結果が報じられました。このトレンドに従い、TikTokは検索機能を強化していく見込みです。例えば、コメント内のキーワードを検索できるような機能が考えられます。企業にとってはキーワード検索に備えたSEO施策が求められるようになるかもしれません。
広告価格の上昇に備え、早いうちに広告効果を試しておくとよい
多くのユーザーを抱えるTikTokでは広告の価値も上がってきていますが、今のところ、ソーシャルメディア広告に関してはFacebookやInstagramの後塵を拝しています。しかし、2023年にはTikTokに予算を振り向ける企業も増加していく可能性があります。そして、より競争が激しくなるほどに、広告の価格も上昇していくでしょう。このトレンドに対応するには、広告のコストが少ないうちに、異なる広告フォーマットを試した上で、ターゲットとする層へリーチする方法を理解しておくべきです。
マイクロ・インフルエンサーの重要性が増していく
TikTokが流行した要因の一つに、人気のコンテンツを検出・推薦するアルゴリズムによって「バズ」りやすい点が挙げられます。ただし、TikTokの投稿者が飽和していくに従い、急激にフォロワーを獲得するのが難しくなっていくかもしれません。そのため、莫大なフォロワーを有するメガ・インフルエンサーよりも、そこまでフォロワー数が多くなくても、ニッチな層へ確実にリーチできるマイクロ・インフルエンサーの重要性が増していくでしょう。
まとめ
2023年もTikTokは、マーケティング施策において重要なプラットフォームとなる可能性が高いと言えます。大きな成功を収める業界・企業も継続的に現れるでしょう。そのトレンドに追随するためにも、できるだけ早くTikTokの運用に取り組む必要があります。
