インスタフォロー数上位企業のアカウントを軸に、インスタとフェイスブックの使い方の違いや戦略を考察してみたいと思います。今回のお題は、 プチ贅沢・ご褒美として子どもから大人までファンの多い「ハーゲンダッツジャパン」です。
フェイスブックの「ハーゲンダッツジャパン」のフォロワー数は約45万4千人、インスタグラムのフォロワー数は約19万8千人とかなり多くの諸費者から注目されています。新商品が登場するたびにSNSにアップするファンも多いので、新商品情報だけでも知りたい、という商品力の高さが伺えます。そんな「ハーゲンダッツジャパン」は、インスタグラムとフェイスブックをどのように使いわけているのでしょうか?
■フェイスブックは新商品の告知メイン
フェイスブックでは、稀に新CM発表会の写真なども公開していますが、基本的には新商品の告知がメインです。ほとんどは商品のパッケージ画像に商品名と発売日を記載したものであり、それでもシェア数は100前後、時に500を超えており、さらに「待ち遠しい!」「早く食べたいです!」といったコメントが多く付いているため、いち早く新商品の情報を得たいファンが多いことを物語っています。
■インスタグラムはファンとの交流にも積極的
一方でインスタグラムでは、フェイスブックよりも投稿頻度が高く、さらにはフォロワーとの交流にも積極的です。「#comingsoon」というハッシュタグをつけて、間もなく発売予定の商品を連想させる動画を公開したり、発売中の商品をイメージしたネイルを施して商品を手に持った画像など、より「ハーゲンダッツが好きになる」ためのブランド戦略も感じられます。動画はかなり費用をかけて作り込んでいることが分かりますし、ハーゲンダッツジャパンはかなりインスタグラムに力を入れていることが分かります。
商品力の高さがあるにも関わらずたゆまぬブランド戦略にも余念のないハーゲンダッツジャパンのSNS。ぜひ一度チェックしてみてください。