Instagramのアカウント育成やSNS集客を考えるにあたって、マーケターなら一度は検討したことがあるであろう広告出稿。ここ数年で、好まれるクリエイティブもかなり変化がありました。
写真投稿型のSNSなので、当たり前と言えばそれまでですが、Instagramの広告で大切なのは、なんといってもクリエイティブ。アカウントによってはプロモーションの投稿以外でも外部リンクを貼ることがでるストーリーズ広告と違い、プロモーションの投稿のみが外部リンクを貼ることができるのがフィード広告の大きな特徴です。
ユーザーも当然、「フィード(タイムライン)の投稿なのに『詳しくはこちら』といったリンクがあるということは、広告だな」ということは、ストーリーズ広告以上に容易にわかります。フィード広告の作成のコツは「広告と分かっていてもタップしたくなる魅力的なクリエイティブ」を作ること。
■広告のコツは「一般ユーザーに溶け込むこと」
プロカメラマンが撮った潜在写真のような美しすぎる写真はかえって広告臭がし、好まれない傾向にもあります。自社製品やサービスのターゲット層に合わせたクリエイティブ作りが重要になります。一眼レフは避け、あえてスマートフォンのカメラで撮るくらいのクリエイティブの方が好かれることも。プロに撮ってもらう場合も、背景が無機質でフォトストックサービスにあるようなクリエイティブはタイムラインに流れてくると違和感をもたせるため、避ける方が良いでしょう。
■画像に自信がある製品やサービスは文字を入れない
アパレルやコスメなど、「店頭に置いておけばある程度のファンがつく」「商品の見た目には自信がある」といった、商品力に自信のある商材を取り扱っている場合、クリエイティブ内に文字は入れないのがベター。説明文はテキスト部分に入れるようにしましょう。
■可視化しづらいオンライン完結型サービスは”イラスト”を有効活用
占いやマッサージなど、商品の見た目で勝負がしづらい無形商材を取り扱う場合はイラストを使うのもひとつの手。アニメーション動画にし、動きをつけるとなお目に止まりやすくなります。
Instagramのユーザー層は、ネットリテラシーの高い20-30代がメイン。広告と分かってもつい見てしまうクリエイティブ作りに何よりも注力しましょう。自社のターゲットがどのような写真・動画を好むのか、検証し試行錯誤していくのがInstagramで広告を出稿するポイントです。