YouTubeチャンネルを開設するにあたって、機材・編集ソフト・撮影スタッフ(キャスト)など用意するものはたくさんあるが、忘れてはいけないのが「チャンネルのコンセプト」です。
YouTubeチャンネルのコンセプトが決まっていないと、はじめは順調でも、そのうち企画段階から煮詰まり、継続することが難しくなってしまいます。今回は、企業アカウントがYouTubeチャンネルをはじめるにあたっておさえておきたいことをまとめました。
▼企業アカウントでも改めて「コンセプト」を明確に
「なんだか流行っているから」という理由だけでとりあえず開設しても、すぐファンがつかないのがYouTube。Instagramは新商品やキャンペーンを告知するカタログのような使い方、YouTubeはCM撮影時のオフショットやインフルエンサーからの限定メッセージを届ける既存ファン向けのもの…等、他のSNSや自社サイトとどう使い分けるのかを考えましょう。サービスや商品によっては、YouTubeチャンネルを開設する必要があるのかから検討し直したほうがいいかもしれません。
▼ターゲットの顔を思い浮かべる
記事コンテンツや、パッケージデザインを考えるときと同じで、「誰向けのYouTubeチャンネルなのか」を意識しましょう。女子大生向けの華やかな商品を提供しているのに、おしゃれにしたいからといって宣材写真のようなサムネイルを採用したり、堅苦しいタイトルのつけ方をしたりすると、ちぐはぐで興味を持ってもらえません。
▼イラスト?美女?適切なアプローチを
アニメやゲームの情報を配信するなら、ダイジェスト動画やイラストを。数多くの女性向けコスメを提供するECサイトならモデルやインフルエンサーの起用を。顔出しするか、顔出ししないかはあまり関係がありません。YouTuberとのコラボレーションを検討するときにも、どういった配信スタイルをとるかは非常に重要です。個人法人問わず、参考になるYouTubeチャンネルをいくつか登録し、定期的に編集の技法などを学んでおきましょう。
▼プロフィールアイコンは企業ロゴ以外でも
企業ロゴではなく、自社のキャラクターや起用しているモデルをアイコンに設定しているYouTubeチャンネルもあります。配信の内容とマッチした、適切なアイコンやプロフィール文を設定しましょう。
コンセプトやターゲットが明確になれば、タイトルや動画のカット割りなども自然に決まってきます。キャスティングや編集ソフトを購入する前に、まずは基本的なポイントをおさらいしてみましょう。