ユーザーがいつでも繰り返し閲覧できるのが動画マーケティングの利点
YouTubeは長尺の動画コンテンツに関しては支配的な地位を築いています。消費者が繰り返し再生して商品への理解を深められるよう、動画を活用する企業が増えてきました。長期的に見ると、動画マーケティングは新しいユーザー層へとリーチし、ブランド認知を高める効果があります。視聴者数は少なくとも強く関心を抱いた層を幅広く取り込んでいくロングテール動画マーケティングについて、Launchmetrics社のCMOであるAlison Bringe氏が解説しています。
シリーズ化した動画でエンゲージメントを継続させる
視聴者と長期的な関係を築くには、一回だけ興味をひくよりも、繰り返しエンゲージメントを保つ仕組みが必要です。つまり、単発の動画ではなく、同じテーマについて収録した複数の短編動画をシリーズとして公開する方が理にかなっています。視聴者は定期的にYouTubeチャンネルを訪問し、複数の動画を閲覧してくれるからです。同様に、あるキャンペーンで使用した動画について、補足する内容を解説するコンテンツを公開すれば、ユーザーとの接触機会が増加します。
ソーシャルメディアはユーザーと直接つながるのに適した手段です。フォロワー限定のキャンペーンを展開すれば、強力なメッセージとなります。また、デジタルとリアルを組み合わせたキャンペーンも優れたアイデアです。ユーザーに物理的なギフトを送付した際に、動画へのリンクを案内しておくと、好きな時に動画を閲覧してもらえます。
インフルエンサーとの共同マーケティングで幅広い層へリーチする
長期的なブランド構築にはインフルエンサーとの協業が欠かせません。自社の業界に適した有名人や歌手との共同キャンペーンは、長い期間、動画を閲覧してもらえる可能性を高めます。インフルエンサーは美容やファッションといった特定の業界に強みを持っているので、これらの分野にメッセージを届けたい場合は、効果的な手段となります。
まとめ
YouTubeで動画マーケティングを行う上で、どのようなメッセージを届けたいのか、そして、どういったポジショニングをとりたいかを事前に検討することは重要です。価値のあるコンテンツは長い期間かけて、多くのユーザーから閲覧してもらえるので、企業にとって大きな資産となり得るでしょう。
参考資料
https://www.forbes.com/sites/forbescommunicationscouncil/2021/12/08/how-to-leverage-youtube-to-create-an-impactful-long-tail-video-marketing-strategy/?sh=553fd46b2ad1
著者:Takayuki Sato