インプレッション数やCTRからユーザーへのリーチを分析する
YouTubeに投稿した動画のパフォーマンスを計測するのは、動画マーケティング戦略を改善するのに欠かせません。YouTubeが備える分析機能を用いて、ユーザーへのリーチやエンゲージメントについて理解を深めることが可能です。Yum Yum Videosの創業者Victor Blascoが、YouTube Analyticsで注目するべき指標について解説しました。
リーチに関係する指標としては、インプレッション数やCTR(クリック率)が挙げられます。インプレッション数が少なければ、ユーザーが検索するキーワードとコンテンツが合致していない可能性があります。また、インプレッション数は多いもののCTRが低ければ、サムネイル画像が魅力的でなく、ユーザーのニーズに合っていないという仮説が立てられます。
平均の視聴時間から、視聴者とのエンゲージメントを検証する
ユーザーにリーチしたとしても、動画を見てもらえなければ意味がありません。ユーザーの視聴行動にまつわる指標としてエンゲージメントに関するセクションが利用できます。平均視聴時間は、その主要な指標であり、より長く視聴されている動画ほど、検索結果のランキングにも上位表示される可能性が高まります。ユーザーから注目されている箇所には「キーモーメント」を設定し、視聴しやすくするとエンゲージメントの向上につながるでしょう。
性別・年齢層からチャンネル登録の有無まで、多様な分類からオーディエンスを知る
YouTube Analyticsのオーディエンスに関する項目では、視聴者のデモグラフィックを分析できます。位置情報・性別・年齢層・言語といった基本的な情報から、リピーター・ユニーク視聴者といった違いまで含めて視聴行動の理解を深めます。そして、チャンネル登録者の視聴時間についても分析できるため、新たなコンテンツを投稿した際には、既存の視聴者からどのような評価を受けているのかを理解できます。
まとめ
YouTubeのコンテンツから事業の成長へつなげるには、視聴数を数えるだけではなく、YouTube Analyticsを活用し、リーチ・エンゲージメント・オーディエンスに関して詳細な指標を分析するべきです。自社のターゲットとする層がとっている視聴行動から、コンテンツの最適化へと活用していけるでしょう。
参考資料
https://zapier.com/blog/youtube-metrics/
著者:Takayuki Sato