今回は、現在話題になっている企業の公式TikTokの事例を元に、活用のポイントをご紹介します。
①サッポロポテト
日本のスナック菓子メーカー・カルビーが販売する「サッポロポテト」の公式アカウントです。多く再生されている動画は、100万回再生を超えています。レシピ動画をメインに、自社商品を使ったリュックの作り方や食べ終わったあとに袋を小さくたたむ方法など、ネタ投稿、役に立つ投稿を組み合わせて運用されています。多くの投稿では、商品を使ったアレンジレシピを紹介しています。使う材料を少なくし、「サッポロポテト」メインのレシピを考案しています。「気軽にこんな方法で食べられるんだ!」という意外性により、ユーザーの興味を惹きつけています。
②サブウェイ
サンドイッチのファーストフードチェーン・サブウェイの公式アカウントです。多く再生されている動画は、再生回数200万回を超えています。サンドイッチを作成している様子の動画を中心に、働いたことがある人だけがわかる裏方あるあるなどの動画も投稿し、親近感の湧く様な動画内容になっています。よくバズっている例としては、動画についたTikTokユーザーからのコメントに答える方法での動画です。野菜のイメージが強いサブウェイのサンドイッチですが、リクエストに応えて「肉ドデカ盛りサンド」を作る様子などを紹介しています。ユーザーからの「~なサンドないですか?」という質問を拾って答えるような動画も多く、ユーザーが親しみやすく交流しているアカウントになります。
ほっともっと
お持ち帰り弁当のチェーン店である「ほっともっと」のアカウントです。投稿動画は多いときで100万回以上再生されています。基本的に多くはお弁当の盛り付け動画ですが、TikTok内で流行っている音源を使用し、その音源に合わせたコンテンツを作成しているため、一般の投稿とも馴染みやすく、ユーザーに人気です。動画内では「こう見えて実は…」と意味深なフレーズを提示し、先を気にならせるというTikTokによくあるフォーマットを真似て作成しているコンテンツもあります。再生・逆再生や、ズームイン・ズームアウトなどの撮影テクニックもフル活用し、「TikTokっぽい」動画に仕上げています。