現在Meta社がビジネスやクリエイターの領域に力を入れているのは周知の事実ですが、それに伴い、企業やクリエイターがInstagramを通してチャンスを広げるためのアップデートも積極的に追加されてきています。
リール動画にカテゴリをタグ付け
リール動画にタグ付けするアカウントのカテゴリを表示できるようになりました。これは、アカウント名だけではなく「スタイリスト」「俳優」「イラストレーター」など、そのクリエイターのカテゴリを知らせることができます。これにより、動画や写真などのコンテンツを制作する際に、各クリエイターがどのような役割で関わったのかというクレジットを、ユーザーにより分かりやすく伝えることができる機能です。クリエイターが作品における貢献を示すことができるだけでなく、ユーザーが新しいクリエイターと出会うことのきっかけにもなるようなアップデートです。
ライブ配信におけるモデレーターの設定
インスタライブ中に悪質なコメント等の荒らし・炎上行為を制御するため、モデレーターを指名できるようになりました。安全で健全なインスタライブ運営のためにとても重要な新機能になります。
クリエイターに向けたサブスクリプション
クリエイターがサブスクリプションを利用すると、サブスクリプションに登録したユーザーに対して限定のコンテンツや体験を提供し、毎月収益をあげることが可能になりました。また、ライバーとクリエイターが交流できるサブスクライバーチャットツールなども提供を開始しています。サブスクリプションは現在、米国の要件を満たしたクリエイターが利用でき、カナダ、オーストラリア、英国では招待制で運営されていますが、日本での利用開始もそう遠くないと言われています。
デジタルグッズの販売テスト
クリエイターがインスタグラム内でNFTを作成し、それをインスタグラム内外で販売できる新機能になります。米国の一部のクリエイターを対象にテストが開始され、今後その他の国にも随時拡大する予定だと言われています。デジタルグッズの作成から展示、販売までをインスタグラムで一貫して行うことができるこの機能は、クリエイターの収益の安定化を手助けする機能になります。