最近では外国人観光客の方々も増え、再度インバウンド向けの対策が必須の流れになってきています。今回はその中でも地域ごとの活用例についてご紹介します。
①舞妓変身スタジオ四季(京都府)
京都で舞妓変身を体験できる「舞妓変身スタジオ四季」が運営する、公式Instagramアカウントでは、外国語ではなく日本語で運用をしています。しかし、公式サイトに遷移すると、英語や中国語などで閲覧できるようになっているのが特徴です。「#kyoto」「#geisha」「#japan_Trip」など英語のハッシュタグで外国人にもサービスを発信することで、日本人だけでなく外国人にもサービスを届けることが可能になります。このように最初から完全に外国人向けの内容や言語でアカウントを運用するのではなく、ハッシュタグからはじめたりと、できる部分からちょっとした工夫でインバウンド向けのSNS活用として取り入れるのもおすすめです。
②アニメ映画の聖地にフィーチャーしたPR(岐阜県)
岐阜県は、日本のみならず世界的にヒットしたアニメ「君の名は。」の聖地としても有名となったことで、Instagramでは作中に出てきた「聖地写真」を投稿しています。またハッシュタグではオリジナルの「#hidatakayama」などをつけ、英語でもさまざまな写真を発信しています。アニメ映画の影響を上手に活かし、その人気に乗っかる形でインバウンド対策に取り組んでいます。
③外国人向け観光サイトやSNSを活用(高知県)
高知県が運営する「Visit Kochi Japan」は、公式サイトだけでなくYouTube、Instagram、Twitter、Facebookなど、幅広いプラットフォームを活用しています。高知県は在日外国人訪問率や訪問数、インバウンド宿泊人数などが全国的にみて少ない傾向にありますが、平均宿泊日数は7-8泊とかなり高い数値であることから、訪日外国人の満足度の高いと言われています。