Instagramの電話機能は、今後CS対応などで活用していこうと思っている企業アカウントも増えているかと思います。今回は、そんなInstagramの電話機能のアップデートについてご紹介します。
米Metaは2023/07/11(現地時間)、InstagramとMessengerのビデオ通話に実際の自分の映像の代わりにMetaアバターを表示できるようにしたと発表しました。マーク・ザッカーバーグCEOは、メタバースには自分自身が存在しているという感覚が重要であり、そのためにアバターに本人の表情やボディランゲージを反映させる必要があると語っています。また今後、ユーザーはアバターとなって好きなスペースにテレポートできる必要があり、そうした世界は5~10年後に実現できると主張しました。今回はまだ表情やしぐさの反映は含まれていませんが、今後はそちらも導入されていくと言われています。今回のアップデートにより、FacebookやInstagramをはじめ、Metaのプラットフォームを横断して同じアバターを使えるようになっています。
今回アバターの見た目の改善では、顔の輪郭の微調整機能や「スキンシェーダー」によって顔の輪郭や肌の色をよりリアルに近づけられるようになっています。このアップデートにより、突然のビデオ通話リクエストに、顔の状態の準備ができていない場合、画面をオフにする代わりに自分のアバターに応対を代行させることが可能になります。Messenger上で利用するには、ビデオ通話画面右上の[…]をタップすると表示される画面で「アバターを利用」をタップし、自分のMetaアバターを選択するのみで完了です。また、アバタースタンプにGIFアニメ版も追加されています。
さらに、Metaはライブセルフィーから数秒でMetaアバターを生成する機能のテストを実施していることも発表しました。現在のMetaアバターは、髪型や肌の色などを与えられた限られた選択肢から選ぶようになっており、本人に瓜二つまで似せるのは難しいのが現状です。今後ライブセルフィーから生成すれば、アバターの生成が今までよりも簡単かつ迅速になることが期待できます。