2023年の秋に、YouTubeでは3つの新機能がリリースされ話題になりました。今回はその3つの機能についてご説明します。
①チャンネル登録と評価機能ボタンの演出追加
YouTuberと視聴者を結びつける機能として、動画の内容と「登録チャンネル」や「評価」ボタンのアクションを結びつける演出を取り入れました。動画内でYouTuberがチャンネル登録を求めた時に、アプリの「チャンネル登録」ボタンがアニメーションで動き、視聴者が登録するとボタンが輝く仕様が追加されています。これにより、動画内でチャンネル登録や高評価等のワードを発した場合には、このアニメーションが動くようになっています。一つ注意点としては、登録などを増やすために「チャンネル登録」や「高評価」といった言葉を何度も使おうと思っても、この機能の発動は1本の動画内で最大3回まで、また3分間に1回までという制限が設けられているので、気をつけてください。
②音声検索で動画を探す機能の追加
音声検索で動画を探す機能が組み込まれました。例えば、メロディだけが分かっている音楽の動画を視聴したい時に、検索アイコンからマイク・アイコンをタップし、音声入力で曲を歌うと見つけられる可能性があります。これにより、流行に乗った音声を使用した場合には、新規ユーザーにヒットする可能性がでてきます。
③再生速度の調整
今回の機能追加・変更で最も強化されたのが動画内の移動についてです。まず、再生画面の長押しで再生が2倍速になる機能が追加されました。昨今、動画視聴のタイムパフォーマンスを上げるために再生速度を速くして視聴する人が増えているのに着目したYouTubeは、簡単に2倍速と標準速度を切り替えられる機能を取り入れました。フルスクリーンまたはポートレートモードで再生中にプレーヤー画面のどこかを長押しすると、その間は自動的に2倍速になります。これを受けて、コンテンツ作成側も、2倍速で視聴されることを見越した編集や字幕の付け方を模索する必要がでてくるでしょう。