2024年4月、TikTokは広告主向けの管理レイヤー「TikTokインベントリフィルター」に、追加コントロールをリリース。この更新をもって広告コンテンツを表示する環境をより詳細に制御できるようになりました。
TikTokインベントリーフィルターとは
基本的にTikTok内の広告は、TikTokのポリシーとGARM*ブランドセーフティ、そして適合性基準などの業界標準に基づき、AIを用いて17種類のカテゴリーと4段階のリスクレベルでコンテンツを分類され、広告が適切な環境で表示されるようにします。
しかし、例えば山火事関連のコンテンツを見た後に、アウトドアを勧める広告が魅力的に見えないように、広告は「どこで」「どのように」表示されるかによってまるで効果が異なります。少しでも自社広告周りの環境を整えるために、「TikTokインベントリーフィルター」では、広告主が自社広告に隣接して表示されるコンテンツの種類をコントロールできるようにしています。
2024年4月に追加されたコントロールとは
・カテゴリーエクスクルージョン・コントロール
隣接する広告で「除外」を選択できる非標準カテゴリーに、「ギャンブル・宝くじ」、「青少年向けコンテンツ」、「暴力的なビデオゲーム」、「格闘技」の4つが新たに加わりました。これにより、広告主は測定インサイトを強化して、デリケートなトピックにおける保護を強化できます。
・バーティカルセンシティビティ・インベントリーフィルター
新たに設定されたフィルターで、ペット、美容、食品、ファッション/小売、旅行、金融サービス、テクノロジー、自動車、ゲーム、専門サービス、エンターテインメント、ギャンブル・宝くじ、暴力的なビデオゲーム、格闘技、青少年向けコンテンツなどのカテゴリーが含まれます。この中で、広告主が自社のブランド訴求・ポジショニングにそぐわないと感じるカテゴリーを、隣接表示から除外できます。※2024年後半には利用可能になる予定。
*Global Alliance for Responsible Media(責任あるメディアに向けた世界同盟)