ユーザーは興味のあるコンテンツへ容易にアクセスできる
ニッチ型ソーシャルメディアは、特定の興味や趣味、業界に特化したプラットフォームを指します。より限られたユーザー層の中で、知識を共有し、所属している感覚を得られるので、コミュニティ構築に活用されるようになりました。ニッチ型ソーシャルメディアのトレンドについて、kubocco社が解説しています。
大手ソーシャルメディアが世界中に広がる中、よりパーソナライズされた体験を求めるユーザーが増えています。特定のテーマに絞ったプラットフォームであれば、ユーザーは興味のある情報へ、すぐにアクセスできるため、ニッチ型ソーシャルメディアに対する人気が高まってきました。
特定の興味を持ったユーザーへリーチできるのが企業にとっての利点
企業にとっては、特定の興味を持ったユーザーへリーチできるのが、ニッチ型ソーシャルメディアを活用する利点と言えます。ターゲティング広告によって高いクリック率が期待できるので、投資対効果を高めます。加えて、顧客の理解を深めたり、ブランド認知を獲得したりするのに役立つでしょう。
編み物や読書といったテーマに特化したソーシャルメディアの例
例えば、Ravelryは編み物に特化したニッチ型ソーシャルメディアです。ユーザーは編み物に関する情報を交換したり、編み物にまつわるエピソードを共有したりして、交流を深めており、全世界で数百万のユーザーを獲得しました。
Goodreadsは、読書家同士が交流するソーシャルメディアとして有名です。読書リストの共有、本の評価などでユーザーはコミュニティに貢献することが可能であり、読書習慣の醸成に役立ちます。
まとめ
ニッチ型プラットフォームは、テーマに沿ったアイデアを共有したり、ユーザー同士で会話したりしやすくなるので、エンゲージメントが高まります。極めてニッチなテーマに興味のあるユーザーは、同じ興味を持った人をオフラインで見つけるのが難しいという課題がありますが、それに特化したニッチ型プラットフォームであれば、臆することなく交流できるのがメリットです。
参考資料
https://www.kubbco.com/blog/the-rise-of-niche-social-media-platforms-opportunities-for-community-building
Author:Takayuki Sato