マーケティング担当者としてコンテンツカレンダーを計画できる
AIは、これまでにないほどの進歩を遂げています。ITエンジニアからマーケティング担当者まで、その機能を活用するのは欠かせない時代となりました。全ての仕事を任せるのは難しくても、AIの支援を受ければ仕事の効率化が可能です。特に、人間が書いたような文章を出力できるChatGPTはソーシャルメディア運営に寄与することが期待されています。Combin社がChatGPTをInstagramマーケティングに活用する方法を解説しました。
例えば、あなたがITツールの販促を担当しているとしましょう。ChatGPTの指示としては「あなたはITツールのソーシャルメディア運用担当者です。Instagramで展開するコンテンツカレンダーを一ヶ月分、作成してください」といったものを入力します。そこで得られたアイデアについて詳細を検討するよう、次の質問をChatGPTに問いかけます。
キャプション作成、ハッシュタグ調査などの作業を効率化する
続いて「月曜日の投稿についてキャプションを書いてください」と入力すれば、前の質問で提示されたコンテンツのアイデアについて、キャプションの例を作成してくれます。あるいは、異なる印象を与えるよう指示を追加しても良いでしょう。「アップル社のスタイルで、火曜日の投稿について、Instagramリールのシナリオを書いてください」と指示すると、ショート動画のシーン例やキャプション例が得られます。
投稿にはハッシュタグの付与が重要ですが、その調査には時間を要する場合があります。このような作業もChatGPTのアイデアを借りることが可能です。「このITサービスに関係するハッシュタグの一覧を作成してください」と指示し、その中から、特に関連が深いものを取捨選択すると効率が上がります。
自社や業界の情報を与えながら議論を深めると、よりユニークな洞察が得られる
ChatGPTは、異なる文言を使うと、異なる結果が得られる場合があります。自社の商品や業界に関する情報を付加しながら、様々な指示を試すと、興味深い結果が得られる可能性が高まります。また、徐々に議論を深めるよう、1つのタスクは一連のやり取りで済ますと良いでしょう。なお、ChatGPTには最新の情報が含まれているわけではないので、その出力は、担当者の目で確認し、適度にカスタマイズしながら活用することが推奨されます。
まとめ
ChatGPTは新たなアイデアを与えるのに有効ですが、今すぐマーケティング担当者を置き換えるものでもありません。複数回、質問を繰り返しながら、意味のある回答を得るよう、試してみる必要があります。
参考資料
https://www.combin.com/blog/chatgpt-for-instagram-marketing/
著者:Takayuki Sato