ChatGPTに動画で扱うトピックを複数提案させる
AI技術の進化により、動画マーケティングは新たな局面を迎えました。動画作成のプロセスを最適化し、これまでとは異なるコンテンツを作成できるようになっています。ChatGPTのようなAIツールは完璧なソリューションではありませんが、その使い方を工夫すれば大きな力を発揮します。Sendible社がChatGPTを動画マーケティングに活用する方法について解説しました。
まず、動画のトピックを決定するのにAIの力を借りることができます。見込み顧客の特性が分かっていれば、それをプロンプト(指示文)に含めることが可能です。「ソーシャルメディア担当者として10分のYouTube動画を作成します。ターゲットはEコマースの売り上げを増やしたいファッションブランドです。動画コンテンツのアイデアを10個考えてください。ターゲットが持っているであろう課題と、それを解決するアイデアを表形式で出力してください。」業界や商品に応じてキーワードをカスタマイズすれば、より良い結果が得られます。
提案されたアイデアについて、動画のアウトラインやスクリプトを作成する
動画のトピックが決まったら、その内容を詳細化します。「上記2番目のアイデアについて、10分のYouTube動画の流れを作成してください。」といった指示をすれば、前の質問で提示された10個のアイデアの中から、その動画のアウトラインを作成してくれます。各チャプターのタイトルや時間が回答に含まれていなければ、プロンプトで明示的に指示しても良いでしょう。
続いて「上記アウトラインについて、動画スクリプトを作成してください。」と指定すれば、台本を例示してくれます。自社の商品やサービスに合わせて修正し、動画作成の時間やコストを軽減します。
YouTubeのタイトルや、ソーシャルメディア投稿文の作成を支援する
動画を拡散する際にもChatGPTは有効です。「上記の動画について、YouTubeのタイトルと説明文を作成してください。」といったプロンプトを使用します。また、「ソーシャルメディアの投稿文を作成してください」「メールマガジンで動画を紹介する際の文章を作成してください」といった使い方も考えられます。
まとめ
ChatGPTを始めとするAIツールは、効率の向上や、コンテンツのパーソナライズ化に寄与します。そして、動画作成プロセスを最適化し、高品質なコンテンツを作成できることが期待されています。AI技術は、今後も進化が続いていくので、試行錯誤しながら、ツールの扱い方を学んでいくと良いでしょう。
参考資料
https://www.sendible.com/insights/ai-enhanced-video-marketing
著者:Takayuki Sato