Facebook広告では視覚的、関連性、価値提案、明確なCTAの4様子が成功の鍵を握る
Facebookには、CEOから学生まで、あらゆる属性を持ったユーザーが存在しています。それでも、Facebook広告を使って特定の層にリーチするのは簡単ではありません。見込み顧客を獲得し、自社のFacebookページへ誘導するには、広告を賢く活用する必要があります。CRMシステムを開発・運営するHubspotでは、Facebook広告の事例とそれが成功した理由について分析しています。
Facebook広告のベストプラクティスとして、視覚的であること、ターゲットとなる層に関連が強いこと、強力な価値提案をしていること、そして、明確なCTA(コール・トゥ・アクション)があることの4点が指摘されました。成功しているFacebook広告は上記の4要素に優れているものです。
Eコマースや小売りブランドでは、視覚的に理解しやすい価値提案で集客
アマゾンは米国のセール時期に、イベント広告と呼ばれるフォーマットでFacebook広告を出稿しました。暖色を基調とした画像で目を引きながら、商品の魅力を伝える文言を添えています。今すぐ購入すればセール価格で購入できるというCTAが、広告のクリック率を高めます。
宝飾店Kay Jewelersはストーリー性のある短い動画広告を活用し、愛する人へ宝石を贈るという価値提案を行いました。音が無くても理解できる動画は、85%のFacebook動画は消音で視聴されているというトレンドに沿っています。
リターゲティング広告で、既に商品に興味を持ったユーザーへ関連性の高い提案を行う
ドレス・ブランドであるAdrianna Papellは、リターゲティング広告でウェディングドレスの販売促進を狙いました。結婚に興味を持ち、同社のWebサイトを訪問したユーザーに対してFacebook広告を提示するため、ユーザーへの関連性が極めて高いのが特徴です。広告の画像には、ドレスを着た数人のモデルが映っているため、ドレスを購入する際に、いくつかの選択肢がある点が理解できます。また、その画像を見て購買意欲を高めたユーザーは、今すぐ購入のボタンを押して、すぐに購入手続きを進められるようにし、販売機会を逃しません。
まとめ
Facebook広告キャンペーンで成功を収めるには、いくつかの要素があります。ユーザーにとって価値ある提案が視覚的に分かるようになっていれば、多くの人が興味を持ちます。特に、その提案に魅力を感じる層へ上手くリーチできれば、コンバージョンに至る確率が高まります。
参考資料
https://blog.hubspot.com/blog/tabid/6307/bid/33319/10-examples-of-facebook-ads-that-actually-work-and-why.aspx
著者:Takayuki Sato