事前の計画、練習、宣伝がライブ動画成功の秘訣となる

ライブ動画は昨今のマーケティングに欠かせないものであり、38％のマーケティング担当者が既にライブ動画を活用しています。Facebookのユーザーは、事前に録画された動画に比べ、3倍長くライブ動画を視聴するという報告があるほど、ライブ動画は高い効果が期待されます。しかし、企業から家族や友人までライブ動画を配信している今、その中でフォロワーの気をひくのは簡単ではありません。Digital Marketing JournalsがInstagramとFacebookに注目し、ライブ動画を最適化する方法について解説しています。
ライブ動画の成功は、事前の準備に左右されるものです。Plan（計画）、Practice（練習）、Promotion（宣伝）を含む「3つのP」を意識して準備することが推奨されます。視聴者に何を伝えたいのかを明確にして、その話題について自信を持って話せるようにします。そして、ライブの開始時間にフォロワーが集まるよう、事前に発信しておかなければなりません。

簡潔な自己紹介を繰り返し、途中参加の視聴者にも状況を把握させる

ライブ動画の視聴者は、背景を理解して視聴したいと考えています。ライブの始まりに配信者の自己紹介やライブの内容を説明しても、途中から参加した視聴者はついていけないのです。例えば、Facebookライブで放送されたAmazonプライムデーの宣伝では、配信者が簡潔な自己紹介を繰り返し、同じ情報を何度でも伝えていました。視聴者は、自分が興味を抱いたライブを見ていることを確信できるのが利点です。
ライブ動画と録画された動画は異なるものです。ライブ配信では視聴者から送られるコメントや質問に注意を払い、双方向的なイベントにするよう心がけます。スターウォーズに出演した俳優へのインタビューを配信したFacebookライブでは、視聴者からの思いがけない質問が、普段見られない俳優の一面を見せる瞬間を作り出しました。ライブ動画では、録画動画よりも10倍多くコメントが集まるという傾向を活用するべきです。

FacebookやInstagramではライブ動画を再利用できる

ライブ動画は、ライブが終わった後も再利用が可能です。Facebookライブでは、アーカイブとして残るので、通常の投稿として共有し、フォロワーからの意見を募ると良いでしょう。Instagramライブでは、再生が24時間以内に限られたInstagramストーリーとして投稿するか、今後の再利用のために動画ファイルを保存しておくこともできます。

まとめ

FacebookとInstagramは、ライブ動画のプラットフォームとして重要な存在であり、その仕組みは共通するものがあります。ライブ動画を配信するときは、オンライン上で会話を行うことを意識しておくと、視聴者を楽しませる等、当初の目的を果たせる可能性が高まるでしょう。

参考資料
https://fatsfixedassettracking.com/6-tips-to-optimize-your-facebook-and-instagram-live-videos/2307/
著者：Takayuki Sato