アカウントの概要とQRコードが表示されるプロフィールカード
Instagramは、自身のアカウントを他のユーザーへシェアできる、新たなプロフィールカードを公開しました。2024年夏頃から一部のユーザーで試験運用されていた機能ですが、日本市場を含めた全ユーザーへと展開されるようになりました。Social Media Today社がInstagramの新しいプロフィールカードについて解説しています。
プロフィールカードは表と裏のあるデジタル名刺のようなデザインになっており、一方にはアカウントの概要、もう一方にはQRコードが表示されるのが特徴です。QRコードを他のユーザーが読み込めば、すぐにアカウントをフォローできるのが利点と言えます。
QRコードをスキャンして、アカウントをフォローする仕組み
この機能は、Instagramアプリのプロフィール画面から「プロフィールをシェアする」をタップすることで利用できます。プロフィールカードには、プロフィール画像と自己紹介文、アカウントのカテゴリーとリンクが表示されます。カードを開いた際に演奏される曲や、カードの背景画像も選択可能です。友人や知人にアカウントをシェアするときに、簡単に自己紹介ができるようになります。
企業アカウントにとっては、記憶に残りやすい点で魅力があります。QRコードをスキャンしてフォローするという簡単な手続きで、フォロワーを増やすことが可能です。
Instagramアプリ内で広がるQRコードの活用
QRコードでアカウントをシェアするという機能自体は、Instagramが2018年から運用してきたものです。これまでは多くの注目を集めるものではありませんでしたが、プロフィールカードの一部として表示されることで、より使い勝手の良いものとなりました。加えて、QRコードは、アカウントからフォロワーへの一対多のコミュニケーションに利用されるブロードキャストチャンネルにも導入されています。今後、InstagramにおけるQRコードの利用が拡大されていくかもしれません。
まとめ
新しいプロフィールカードにQRコードを導入した点から、InstagramはQRコードでユーザー同士のつながりを強化するという戦略を推進していることが伺えます。これまでの歴史を振り返ると、必ずしも上手く活用されてきたわけではありませんが、デザインの優れた新しいプロフィールカードにより、エンゲージメントを高めることが期待されます。
参考資料
https://www.socialmediatoday.com/news/instagram-launches-new-profile-cards/729813/
Author:Takayuki Sato