DM内のメッセージを翻訳し、多言語コミュニケーションを支援する
Instagramは2025年2月にDM(ダイレクトメッセージ)へ複数の機能を追加しました。よりリッチなユーザー体験を提供し、家族や友人との結びつきを強めます。日本を含めた一般ユーザーに対して最新アプリが提供されています。メタ社がDMの新機能について解説しました。
注目された機能の一つが翻訳機能です。DM内で送受信されたメッセージを長押しすると「翻訳」の選択肢が表示されます。そして、翻訳された文言は、オリジナルのメッセージの下に表示される仕組みになっています。簡単な操作で異なる言語のユーザーとコミュニケーションをとることが可能になります。
アプリ内で完結する音楽共有とメッセージ送信予約
DMを介して音楽をシェアする機能も追加されました。DM内のステッカー欄から「音楽」を選択すると、Instagramの音楽ライブラリーから任意の音楽を共有できます。また、30秒のプレビューを聞くことができるので、他のアプリに頼ることなくチャットを続けられるのが利点です。
メッセージ送信予約も便利な新機能です。DMで文章を入力した後、送信ボタンを長押しすると、送信したい日時を指定することができます。メッセージを送信するのではなく、リマインダーを通知させる方法もあります。
DMの利便性を高めるピン留め機能とQRコード作成機能
DMのやり取りで、お気に入りのメッセージはチャット上部に固定できるようになりました。文章、画像、あるいはリール動画を長押しして「ピン留め」を選択し、各チャットに3つまでピン留めできます。1対1のチャットやグループチャットで利用可能です。
グループチャットに他のユーザーを招待するときは、専用のQRコードを作成する機能が利用できます。チャット上部の招待リンクからQRコードを作成し、オフラインでアプリ画面を見せたり、DMを介して送信したりすることで、他のユーザーが参加できるようになります。グループチャットの管理者は、QRコードの再作成や参加者の制御といった権限を持っています。
まとめ
Instagramはユーザー同士のエンゲージメントを高めるため、DMに豊富な機能を導入しています。今回提供された翻訳、音楽共有、送信予約、ピン留め、QRコードといった機能は、利便性を向上させるだけでなく、アプリを利用する楽しさを高めるものとして期待されます。
参考資料
Author:Takayuki Sato