音楽の好みから、そのユーザーの趣味を理解できる
Instagramは、ユーザーのプロフィール欄にお気に入りの曲を追加し、訪問者に公開する機能を導入しました。音楽の好みは、その人の趣味を象徴すると考えられるため、ユーザーの個性を表現する上で利点があります。Social Media Todayが、このプロフィール欄への音楽追加機能について解説しています。
若いユーザー層に対し、音楽関連機能を拡大するメタ社の戦略
この機能は2022年から試験運用されており、2024年8月から、より多くのユーザーに公開されました。以前はMySpaceなどのソーシャルメディアにも同様の機能がありましたが、Instagramの新機能は自動再生されない点などで違いがあります。
メタ社は、音楽関連の施策を重点的に進めていて、Facebookでもプロフィールにお気に入りの曲を追加する機能を導入しています。今回、Instagramに、この機能を加えたのは、より若い層をターゲットにしているためと考えられます。
TikTokに代わる音楽業界のプラットフォームを目指す
近年、TikTokは音楽業界に大きな影響を与えています。アーティストがTikTokで流行しそうな曲を作成したり、TikTokで曲のプロモーションを行ったりするトレンドが見られます。一方で、TikTokは米国で規制が強化されるなどの問題も抱えるようになりました。そこで、Instagramは音楽業界の新たなプラットフォームとしての地位を狙っているのでしょう。
Instagramはプロフィール欄だけでなく、他の機能にも音楽要素を追加しています。具体的には、「音楽を追加」ステッカーの導入などが含まれます。他にも、Instagramノートに音楽を追加したり、リールに歌詞を表示したりする機能も導入されました。
まとめ
Instagramのプロフィール欄に音楽を追加する機能は、広い層に好まれる可能性があります。特に、MySpaceのようなプラットフォームを経験していない若いユーザーにとっては新鮮に感じられるかもしれません。より多くのユーザーに利用されるようになってから、この機能の価値は評価されていくのではないでしょうか。
参考資料
https://www.socialmediatoday.com/news/instagram-adds-music-profiles/725055/
Author:Takayuki Sato