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NFT市場とInstagramインフルエンサーの関係

デジタル商品の所有・取引に用いられるようになったNFT

NFT(非代替性トークン)はブロックチェーンを活用した新しい技術として多くの企業や著名人から注目を集めています。従来の美術品が所有・取引されてきたように、NFTはデジタルデータに対し所有・取引する使い方が提案されています。そして、Instagramを介したマーケティング施策にNFTを活用しようとする企業も現れてきました。Social Tradia社がNFTと、それを活用するInstagram インフルエンサーについて解説しています。

希少性のあるNFTをインフルエンサーが拡散し、企業のコミュニティ構築につなげる

企業はデジタル商品を数量限定で販売し、それを所有するユーザーとコミュニティを形成することができます。美術品と同様に、数量が限定された商品は、それを欲しがるユーザーが増えるほどに値上がりが期待できるので金銭的なメリットが得られます。そして、利益を得られるコミュニティには、さらに多くのユーザーが参加してくるので、企業はブランド認知を高め、リーチを拡大できる利点があります。
企業のマーケティング活動を支援してきたInstagramインフルエンサーが、このようなNFT市場に参入するのは自然な成り行きと言えます。企業と協業するインフルエンサーは、NFTによって裏付けられた限定的な商品を宣伝したり、取り引きを促進したりして、企業のブランド認知向上に貢献します。

NFTを活用し、ファンの活動を後押しし始めた海外企業の事例

例えば、NBA Top Shotは、米国バスケットボール選手のトレーディングカードをNFT化し、所有・取引を促しています。NFTを購入したユーザーは、競技のファンとして応援するのにとどまらず、Instagramなどで自らNFTの宣伝を行うようになりました。
他にもナイキなどの企業が、模造品を減らし、希少性を担保するよう、限定的な商品をNFT化して顧客とのコミュニティ構築に活用しています。

まとめ

Instagramインフルエンサーは常にソーシャルメディア戦略を牽引する存在となってきました。NFTをプレゼントとして配布し、インフルエンサーが拡散するといったキャンペーンは、企業が新規顧客へのリーチを広げ、エンゲージメントを獲得する施策として使われていくかもしれません。

参考資料

Instagram Influencers And NFT Market


著者:Takayuki Sato

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