インフルエンサーと共に多様なコンテンツを作成し、消費者から信頼を獲得する
観光業はインフルエンサーの影響力が強い業界です。消費者はソーシャルメディアの投稿から旅行先を決定する傾向が強いため、観光ツアーやアクティビティの販売促進にSNSが活用されるようになりました。必ずしも数百万人のフォロワーを持つインフルエンサーと協業する必要はなく、いわゆるマイクロインフルエンサーでも、特定の旅行先に興味のある顧客層にリーチできる可能性があります。SNSにおける旅行系インフルエンサーについて、TrekkSoft社が解説しました。
インフルエンサーと協業する利点としては、信頼性を向上できることが挙げられます。人気のあるインフルエンサーから支持されることで、消費者からの信用を獲得します。また、インフルエンサーから多様なコンテンツが提供されるので、旅行先の様々な魅力が訴求できるのもメリットです。
最適なインフルエンサーを選択し、InstagramやYouTubeを活用する
インフルエンサーの影響力を最大限に活かすため、適切なインフルエンサーを選択する必要があります。見込み顧客の年齢・性別・興味や、自社のブランドイメージに合致した発信者が望ましいでしょう。例えば、自転車ツアーのプロモーションであれば、アドベンチャー系の活動に積極的なインフルエンサーを選択するべきです。
Instagramは視覚へ訴えるのに強みがあるため、旅行系の画像や動画を発信するのに最適なプラットフォームです。インフルエンサーと協業し、高品質なコンテンツを投稿できます。また、YouTubeであれば多くのインフルエンサーがVlog(ブイログ)で旅行先の経験や日常を公開しています。Vlogは企業の商品やサービスを紹介するのに有効です。
目標設定と効果測定で、インフルエンサーとの関係を継続的に改善する
インフルエンサーとの協業では、その目標設定と効果測定も重要なステップです。いつまでに何件の投稿をするのか、どのような指標(例:閲覧数、高評価数)を分析するか、といった戦略を事前に立案します。長期的にインフルエンサーと良い関係を保ち、継続的な改善を試みていくと、より良い成果につながるでしょう。
まとめ
観光業では、旅行系インフルエンサーの影響力を活かし、マーケティング施策を強化することが可能です。適切なインフルエンサーを選択し、最適な戦略を計画・実行していけば、見込み顧客へのリーチを広げていく効果が期待されます。
参考資料
https://www.trekksoft.com/en/blog/social-media-travel-influencers-guide
著者:Takayuki Sato