先日、TikTokで発見した楽曲を音楽ストリーミングサービスに保存できる機能が発表されました。
新機能の概要とは?
TikTokで見つけた楽曲を、SpotifyやAmazon Musicなどの音楽ストリーミングサービスに瞬時に保存できる機能です。具体的には、おすすめフィードのTikTok動画の下部にある楽曲名の横に「楽曲を追加」というボタンが表示され、ユーザーが「楽曲を追加」ボタンを押すと、ユーザーが事前にダウンロードしている音楽ストリーミングサービスの中から好きなサービスを選んで楽曲を保存することができるという機能になります。保存した楽曲は、各音楽ストリーミングサービスのデフォルトのプレイリストに保存される仕様になっています。音楽ストリーミングサービスによっては、楽曲を新しいプレイリストや既存のプレイリストに追加することも可能です。こちらの機能を2回目以降に使用する際は、初回で選択した音楽ストリーミングサービスに楽曲が追加されるようになっています。また、アーティストのプロフィールページの楽曲タブからも楽曲を追加することが可能です。
この新機能によって考えられる今後の展望は?
早速この機能を活かし、新曲リリースの際に、まずはTiktokでサビを配信し、ある程度Tiktok上でバズらせてから楽曲を音楽サービスで正式リリースするという手法を取るアーティストが増えてきました。Tiktokは、他SNSよりもバズるスピードが早く、全世界に広がりやすいという傾向があります。今後企業案件とのコラボ楽曲などの際にも、先にtiktokでteaserを先行配信してからSpotifyやAmazon Musicで楽曲に流し、Youtubeなどの長尺に遷移させるという手法が主流になるかもしれません。今後はTiktok発信のプロモーション施策を考える際に、楽曲ありきで企画するのもありかもしれません。