今回はTikTokが新たに発表した新機能「Series」についてご紹介します。
Tiktokは、クリエイターが動画を有料のプレミアムコンテンツとして投稿できる新機能「Series」を日本でも公開しました。これにより、tiktokのクリエイターはユーザーとさらに強い関係を築くことができ、ユーザーは新たな方法でクリエイターを支援できるとしています。クリエイターは1つのSeriesに、1本あたり20分以内の動画を最大80本投稿可能になります。閲覧ユーザーはSeriesを購入することで動画を視聴できる仕組みになっています。Seriesの価格はクリエイター自身が設定可能です。現在、Seriesは一部のクリエイターに限定して提供中ですが、今後同機能を使用できるクリエイターの募集を開始する予定になっています。またユーザーからのフィードバックを重ね、改良を続けるとしています。もちろん使用する際には、TikTokのすべてのコンテンツと同様に、「Series」のコンテンツもコミュニティガイドラインを遵守する必要があります。
元々これらの動きは、TikTokとYouTubeの競争が激化していることを表していると言われています。YouTubeは長編動画領域をほぼ独占してきたものの、2021年8月にYouTubeショートを立ち上げました。逆にTikTokは、動画の長さを60秒から3分、そしてその後は10分に延長し、そして今回の発表では20分に延長とのことです。PinterestもFacebookも長編化に取り組んでおり、迎え撃つYouTubeにとってはさらなるチャンレジとなることが予想されます。
まだ今の段階では使用できるクリエイターは限られていますが、今後企業公式アカウントも参入すべき領域として、注目が集まっています。どのような形で各企業やクリエイターが利用していくのか、今後の動向を追う必要がある新機能です。