TwitterはUGCを発生させ、購買につなげていくのに最適なツールです。リツイート機能による拡散性の高さを活かして、サービスや自社商品をより知ってもらうきっかけにもなります。
今回はTwitterの活用により口コミが広がった施策の事例をご紹介します。
①ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 『バイオハザード:ザ・ファイナル』
映画『バイオハザード』シリーズは、サバイバルホラーゲーム『バイオハザード』を原作にした実写映画シリーズです。
事例のポイントとしては「映画公開日まで定期的にコンテンツを配信した」ことと「Twitterの多様な広告機能を駆使してトレンドを取得」した2点であると思います。
具体的には、日本の『バイオハザード』シリーズファンの間で「バイオの日」として認知されている8月10日に、映画の予告ツイートを投稿しました。また、映画公開前の12月13日にはワールドプレミアを上映し、同日にTwitterの広告機能のひとつである「プロモトレンド」を活用し話題になりました。映画公開直前の19日~23日には「Twitterプロモビデオ機能」を用いたカウントダウンも行い、9,000件を超える動画のリツイートがされ、Twitterを活用して成功したプロモーションであると言えます。
②飲料メーカーキリンの『キリンビバレッジ』と『キリンビール』
事例のポイントとしては、「イベントや行事に合わせた投稿や時流に乗った投稿」や「商品の開発秘話に関するnoteの投稿」の2点になります。
キリンビールのTwitterアカウントは、日本の行事や季節のイベントに合わせた投稿を積極的に行ってきました。Twitterのトレンドに上がっているハッシュタグや時流に沿った話題に便乗した投稿など、ユーザーが共感しやすく、フレンドリーでライトな印象が特徴です。
2020年3月以降からは社員に商品の開発秘話をインタビューしたnoteをTwitterに投稿することで、顧客にもっとキリンビールの商品を知ってもらう取り組みが話題になりました。Twitterでシェアされやすいnoteを活用している点と、社員の声や商品開発の秘話を公開することにより、140文字では伝えきれない商品の魅力を訴求している点です。「商品の裏側」や「企業の中身」を深く濃く発信することで、顧客に信頼感や誠実さを与えることができます。