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Xで公開されたAIツールGrokと、ChatGPTの使い分け

ソーシャルメディアで楽しむユーモアのある回答に適したGrok

GrokはX(旧Twitter)からアクセスできるAIツールです。OpenAI社が開発したチャットボットであるChatGPTと同様に、文章や画像を生成する機能を備えています。Winston AI社がGrokとChatGPTの比較について解説しました。
Grokはオープンソース型の技術として公開されています。特定のタスクに限定されず、大量の文章によって学習されたAIモデルに基づいているのが特徴です。Grokにアクセスするには、基本的に、Xのプレミアム・プラスに登録した米国のユーザーである必要があります。また、X.AIのアカウントに登録する方法も提供されています。

Web上の様々な情報を統合し、汎用性が高いChatGPT

Grokには二つのモードがあり、「通常モード」か、ユーモアのある回答を返す「ファンモード」が選択できます。ただし、Grokでは過去に入力した質問と、それに対する回答の履歴を残す機能がない点には注意が必要です。ChatGPTと比較すると、最新の情報に基づいて回答するのに適していると言われています。
一方、Grokに対して、ChatGPTの方が優れているのは、その汎用性だと考えられています。Web上にある様々な情報を統合し、どんな質問に対しても柔軟に対応できるからです。Dalle-3に基づいた画像生成機能も高い品質で提供されています。

いずれの場合でも、AIツールの利用には情報の正確性について検証が必要

GrokのようなAIツールを使用する際には、一般的に、情報の信頼性について注意する必要があります。不正確な情報を、あたかも真実であるかのように回答するリスクがあるからです。企業がマーケティング目的で使用する場合、過度に一般的で、つまらないコンテンツになっていないかを検証するステップも求められます。

まとめ

XのGrokや、OpenAI社のChatGPTに加え、最新の情報をまとめるのに適したGoogle社のGeminiも公開され、AIツール間の競争は激化しています。変化の激しい業界なので、自社に適したツールを活用し、業務へ役立てるようにしましょう。

参考資料
https://gowinston.ai/grok-vs-chatgpt
著者:Takayuki Sato

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