見慣れた画面構成で基本的なSNSの機能が提供されている
X(旧Twitter)がElon Musk氏によって買収されて以来、それに対抗するプラットフォームが多数、公開されてきました。Twitterの共同創業者であるJack Dorsey氏が2019年に設立したBlueskyも、その一つです。これまで招待制で運用されてきましたが、2024年2月に誰でもユーザー登録できるようになったため、注目が高まっています。フリーITライターのLance Whitney氏がZdnetにてBlueskyを始めるべき理由について解説しました。
Blueskyはソーシャルネットワークに求められる機能がシンプルに提供されているのが特徴です。Xに似た画面構成になっていますが、現在のところ、高度な設定のできるダイレクトメッセージなどの機能は含まれていません。
自社のドメイン名をユーザー名に含めることで、信頼性を高められる
Blueskyではユーザー名を設定する際に、初期設定としてbsky.socialが付与されますが、ここに自社のドメイン名を使用することができます。例えば、「aliceshay.com」といったドメイン名を保有している企業では、それをユーザー名に含められるのです。既存のWebサイトと紐づけられるので、信頼性が高まります。
また、Blueskyは、Xなどの他のプラットフォームとは異なるフィードの設定が可能です。フォローしているアカウントの投稿を閲覧する「Following」、最新のニュースや流行の投稿を表示する「Discovery」、フォローしているアカウントから人気を集めている投稿を集約した「Popular with Friends」といったものが含まれます。自分の欲しい情報に合わせてフィードを選べるのがBlueskyの利点です。
高度な検索が可能であり、フィルタリングの設定が容易にできる
Blueskyでは優れた検索やフィルタリングの機能が提供されています。Blueskyはモバイルアプリであっても、Webサイトであっても、アカウントと投稿の両方を検索対象に含めることが可能です。必要に応じて、最適な情報を見つけられるのが強みと言えます。そして、スパムやなりすましの疑いのあるコンテンツについて、「表示」「警告」「非表示」するという選択肢が提供されており、ユーザーにとっての利便性を高めています。
まとめ
Blueskyは後発のアプリですが、XやThreads、あるいは他のソーシャルメディアに比べて、シンプルで使いやすいという特徴があります。これまでは招待されなければユーザー登録できませんでしたが、一般に公開された機会に合わせて、まずは使ってみても良いのではないでしょうか。
参考資料
https://www.zdnet.com/article/5-reasons-to-try-twitter-rival-bluesky/
著者:Takayuki Sato