ターゲットとする視聴者層の設定に関する課題
YouTubeはエンターテインメント向け動画だけではなく、企業がマーケティング目的でコンテンツを公開するプラットフォームになっています。しかし、正しく戦略を立てなければ、多くの見込み顧客へリーチする機会を失ってしまうでしょう。Entrepreneur.comがYouTubeマーケティングに取り組む企業が共通して直面する課題について解説しました。
多くのマーケティング担当者は、ターゲットとする視聴者層の設定に課題を抱えています。自社の動画が誰にでもアピールできると考えるのは誤りで、年齢・性別・職業・収入・興味・関心などの絞り込みを行うべきです。営業担当者や顧客サポートからも情報収集し、動画マーケティングの最適な対象を特定します。
YouTubeマーケティングの目的を明確にし、動画の品質を向上させる
目的を明確にしないままではYouTubeマーケティングをうまく運用することはできません。リードの獲得、解約率の減少、ブランド認知向上といった目的を設定する必要があります。目的が決まれば作成するべき動画の内容も明確になるので、インタビューや開封動画、Q&Aセッションといったコンテンツの制作に取り掛かります。
動画の品質はYouTubeマーケティングにおいて重要な課題となり得ます。プロによる制作であると認められるためには、照明・カメラ・音声といった要素にも気を配るべきです。また、視聴者が抱える問題を解決するような有益な情報を提供するようにします。
適切な指標を計測し、動画マーケティング施策を最適化する
誤った指標を計測していてはマーケティング施策の効果が望めません。コメントやシェアの数が目につきますが、目的に合わせて適切な指標を選択します。具体的には、視聴時間やコンバージョン率、再訪率、ユニーク閲覧数といった指標が考えられます。
YouTubeを運営している上でコメントの管理は重要です。不適切な文言やスパムがあふれていると、動画の視聴者は離れていきます。あまりにコメントが多い場合は、コメント管理やコミュニティ運営専門のスタッフを任命すると良いでしょう。
まとめ
YouTubeマーケティングは様々なユーザーへリーチするのに有効なプラットフォームです。誤った使い方をしていては、どんなに予算や時間を費やしても期待された効果は得られません。ユーザーに価値のあるコンテンツを提供し、マーケティング施策の目的を達成するよう努めるようにしましょう。
参考資料
https://www.entrepreneur.com/article/395988
著者:Takayuki Sato